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ヌマエビ.comは美しくて飼いやすい淡水エビたちの世界を解説しているサイトです。

ヌマエビは小さくて美しい淡水エビの仲間たちです。飼いやすいヌマエビの種類や、飼育のポイントについてご紹介します。

ヌマエビについて

ヌマエビは淡水エビ飼育の入門種としてもピッタリの、丈夫で飼いやすいエビの仲間たちです。

小さな足を一生懸命に動かして元気に泳ぎ回るユーモラスな行動の数々や、透明感のある美しい姿は、観ているだけで癒されます。

優雅になびく長いヒゲ、繊細な色模様、その愛らしい仕草にいたるまで、ヌマエビは飼うほどに魅力が増してくる生き物たちです。

ヌマエビの正体

ヌマエビはヌマエビ科に分類される淡水エビの仲間たちです。

一般的にエビは暑さに弱いため、夏の暑さ対策がエビを飼育する上でもっとも大きな問題となりますが、ヌマエビの仲間たちは熱帯地方の多く生息しているため、飼いやすい種類が多いのも特徴です。

ヌマエビの生息地

ヌマエビは世界の熱帯域に広く分布していて、湖や池などに生息しています。また、川に生息するヌマエビの中には海で育ち、川へ帰ってくる種類もいます。

ヌマエビの種類

ヌマエビには実に多くの種類がいますが、アクアリウムのタンクメイトという観点から、ここでは入手しやすく飼いやすい種類を厳選してご紹介します。

レッドチェリーシュリンプ

美しさと愛らしさ、そして、入手のしやすさと飼育のやさしさという、ヌマエビ飼育が初めてという方におすすめしたいポイントの全てを兼ね備えた理想的なヌマエビです。

その赤い体は飼いこむほどにますます磨きがかかり、まさに水中の宝石と思えるほどになります。繁殖も簡単で、数匹を一緒に飼育しているだけで、可愛い稚エビたちが次々と顔を出すようになります。

とてもおとなしく、ヌマエビの中でも暑さに強く、とにかく一度は飼育して欲しい種類です。

すぐに飼ってみたいという方にはチェリーシュリンプ水槽セットもおすすめです。

イエローチェリーシュリンプ

レッドチェリーシュリンプの改良品種で、透明感のあるレモン色が美しいヌマエビです。

イエローチェリーシュリンプもレッドチェリーシュリンプ同様に丈夫で飼いやすく、簡単に殖えてくれるヌマエビです。

ミナミヌマエビ

チェリーシュリンプに近い、日本産のヌマエビです。チェリーシュリンプのような派手さはありませんが、水草のある水景に良く似合う、愛らしいエビです。

ミナミヌマエビはとてもおとなしく、飼育しやすい種類で、水槽でも簡単に殖えてくれます。

ヤマトヌマエビ

コケは水槽の中に発生して美観を損ねるやっかいものですが、ヤマトヌマエビはコケ退治に驚異的な能力を発揮する、日本産の大型ヌマエビです。

透明な体には美しい赤いスポットが並び、長いヒゲを優雅になびかせて歩き回る姿は、その大きさもあって実に見ごたえがあります。

やや気の強いところがあるため、観賞魚と一緒にする場合には注意を要します。

普段は同居魚に危害を加えることはありませんが、特にキラキラ光る種類の熱帯魚などには抱きついて襲おうとすることがあります。

ヤマトヌマエビは海で育ち、川に帰ってくる種類なので、水槽の中で殖やすのは難しいヌマエビです。

ブリリアントイエローシュリンプ

ブリリアントイエローシュリンプはスラウェシ島からやってきた衝撃的なヌマエビの仲間です。ブリリアントオレンジシュリンプやマンゴーシュリンプなど、別名の多いヌマエビでもあります。

透明感のあるイエローまたはオレンジの色彩を持ち、その美しさはまさに生きたトパーズと言えるような極美ヌマエビです。

ブリリアントイエローシュリンプは繁殖の難しさとは対照的に飼育は容易で、暑さにも強く、とても丈夫で飼いやすい種類です。

ブリリアントイエローシュリンプの繁殖

ヌマエビの弱点

ヌマエビは丈夫で飼いやすい種類が多いのですが、その飼育においては必ず注意すべき点がいくつかあります。

ヌマエビは暑さに弱い

ヌマエビは淡水エビの中では暑さに強い種類が多いグループですが、それでもやはり暑さは苦手としています。夏場はできるだけ涼しいところで飼育してあげるべきです。

ヌマエビは農薬に弱い

とにかくエビの仲間は薬品類にだけは気をつけなくてはなりません。特に殺虫剤のようなものは致命的です。

水草の生産場から出荷されたショップに並んでいる水草は、どんなに水で洗い流してもわずかに農薬が残ってしまいますが、検出困難なほど微量な残留農薬でさえも、ヌマエビは一匹残らず全滅してしまうほどです。

水草のある水槽を泳ぐヌマエビはとても魅力的な光景ですが、水草を購入する場合には、エビと一緒に入れても大丈夫なことが明記されていることを確認する必要があります。

ヌマエビの飼育用品

ヌマエビの飼育にはそれほど特別な器具は必要ありません。メダカや金魚と同じように飼育することができます。

ヌマエビの水槽

ヌマエビは小型の種類が多いので、大きな水槽ではすぐに行方不明になってしまいます。このため、3リットルから10リットルくらいの水槽が適しています。

ただしヤマトヌマエビは大きくなりますので、数多く飼育するのであれば、60センチくらいの水槽が良いでしょう。

ヌマエビの濾過器

少数のヌマエビだけを飼育するのであれば濾過器は必要ありませんが、小さな水槽で大量に飼育するのであれば、ヌマエビを吸い込まない底面フィルターやスポンジフィルターを使用します。

ヌマエビのエサ

ヌマエビは雑食性で、コケや観賞魚用のエサなどを食べます。ヌマエビはいつも底の近くを歩いている生き物なので、沈むエサが適していますが、積極的にエサを捕まえる性質を持つヤマトヌマエビなどは、浮いたエサでも食べてしまうことがあります。

ヌマエビの水草

水草を購入するときは、その水草が入っている水槽にビーシュリンプやヌマエビが一緒にいるかどうかを確認するのが最も確実です。とにかく農薬だけはどんなに少なくてもヌマエビにとっては致命的となりますので、無農薬の水草を購入するように心がけておかなくてはなりません。

ヌマエビの砂

砂の中には水質に影響を与えてしまうものもありますので、なるべくそうした砂は避けます。水質に影響を与える心配のない人工のサンドなどはおすすめです。

ヌマエビの保温器具

ヌマエビの中には寒さに弱い熱帯性の種類もいますので、そのようなヌマエビを飼育する場合には、冬には水温を保温器具で15度以上に保つようにします。

ヌマエビの保温には熱帯魚用のオートヒーターが便利です。水中に設置してコンセントをつなぐだけで、あとは全自動で水温を一定に保ってくれます。

ヌマエビの冷却装置

暑さに弱いエビの仲間を飼育する場合には、夏の暑さ対策がものを言います。とりわけ、安価で手軽に使える冷却ファンはおすすめです。

ヌマエビの飼い方

ヌマエビ水槽のセッティングは実に簡単です。ここではその手順をご紹介します。

ヌマエビ水槽の準備

まずは水槽や器具を水道水で軽くゆすぎ、濾過器や砂を入れます。次に水を入れ、水道水に消毒薬として添加されている塩素をカルキ抜きで中和します。

最後にオートヒーターを水中に設置して、オートヒーターと濾過器をコンセントにつなげばヌマエビ水槽の準備は完了です。

ヌマエビの水合わせ

ヌマエビにとって水温や水質の変化はとても負担になります。このため、新しい水槽へヌマエビを移し替える前に、水温と水質を合わせていく作業が必要になります。

まずはヌマエビを袋ごと水槽に浮かべます。袋と水槽の水温を同じにするためです。一時間ほど浮かべておけば良いでしょう。

次に水合わせを行います。これは特に重要な作業です。

ヌマエビの入った袋を一時間ほど水槽に浮かべて水温が同じになったら、今度は袋の中へ水槽の水を少しだけ入れます。しばらくしたら、また少しだけ入れます。こうしてゆっくりと新しい水に慣らしていくのです。

この水合わせは、時間をかければかけるほど、ヌマエビの負担は少なくなります。とはいえ、チェリーシュリンプやヤマトヌマエビのような丈夫な種類であれば、そこまで神経質になることもありません。

とにかくいきなり水槽へ放り込むようなことだけはしないよう、よくよく覚えておくことが大切です。

ヌマエビのエサやり

ヌマエビのエサはできるだけ水を汚さない高品質の商品を選ぶことが管理のしやすさにつながってきます。

決して残りエサが出ないように注意しながら、与える量は常に少なめにすることを心がけておくことが重要です。

ヌマエビの水替え

水替えによる水質の変化はヌマエビに大きな負担を強いることになります。このため、できるだけ水替えが少なくて済むように水を汚さない飼育を心がけ、水替えは月に1回4分の1くらいにしておくのが良いでしょう。

ただし川に生息するヤマトヌマエビは新しい水を好む傾向がありますので、できればこまめに水を替えてあげることをおすすめします。

ヌマエビの繁殖

チェリーシュリンプやミナミヌマエビは簡単にブリーディングを楽しむことができます。もっとも手軽なのは自然繁殖です。

ウィローモスやミクロソリウムなどの水草は、稚エビのエサになりそうなものが発生しやすく、そして稚エビの隠れ家や遊び場にもなりますので、このような水草を多めに入れておくと良いでしょう。

ヤマトヌマエビやブリリアントイエローシュリンプの繁殖は困難です。淡水だけでは稚エビが育ちませんので、汽水の扱いなど、専門的な知識と経験を積む必要があるでしょう。

ヌマエビのトピックス